個人情報考察(準備編1)

iモードIDは本当に個人情報ではないの? - へぼへぼプログラマ日記
上記のエントリをあげてから個人情報保護法に関することを調べたり考えたりしています。
で、どんなことを考えているのかなんてことを、これから何回かに分けてブログエントリをあげる予定です。(準備編1と考察編で完了する可能性もあります)

で、まずは準備編1として「個人に関する情報」の種類を理解するための表を作成してみました。iモードIDはいわゆる顧客IDと同じと考えていいのですが、利用想定ドメインが無制限になったという事態を受けてますのでその列も作成してあえて分けてあります。

個人に関する情報 利用想定ドメイン 追跡可能性 ユニークさ 変更の困難性 現在照合可能性のある他の情報量 到達可能性 付与主体 容易に照合可能な他の情報
ユニーク生体情報
(DNA/虹彩/指紋/顔)
無制限 × × 親または人知の及ばないもの
iモードID 無制限 × DoCoMo
メールアドレス 無制限 × 本人+ISP
or
所属組織
住所 無制限 本人 名前(表札)
電話番号 無制限 NTT
名前 無制限 ×
IPアドレス 無制限 × ISP or 所属組織
非ユニーク生体情報
(身長/体重/血液型/髪色/目の色/肌色)
無制限 × × × × 親または人知の及ばないもの
顧客ID サイト内 × × × 事業者
購買情報 購買店舗内 × × × 本人
住基コード 公的機関 × 政府 (公的機関のみ)名前・住所・生年月日等

この表は、左の列から順にソートしてあります。また、左の列ほど私が今重要だと考えている列ととらえていただいて結構です。(到達可能性はもうすこし左かもしれない…。)

この表に至った経緯や根拠も含め後日考察編(または準備編2)をアップします。

また、間違い等の指摘は歓迎いたします。コメント/トラックバック/ブックマークコメント等でどうぞ。

あ、この表を使って勝手に考察したいよって人がいたらどうぞどうぞ。こっちのほうが適切な表だよ!って新たに表作る人がいたら個人的には楽しい展開。